マツダ「ロータリーエンジンの火は消さない」 11年ぶり“発電機”として復活 航続距離800キロのエコカー発売
2023年9月19日 火曜 午後6:30 テレビ新広島
自動車メーカーのマツダは9月14日、マツダ伝統のロータリーエンジンを“発電機”として使用する、今までにない新しいプラグインハイブリッド車「MX-30 Rotary-EV」を日本でも発売すると発表した。
プラグインハイブリッド車はバッテリーの外部充電が可能なため、普段はEVとして電気だけで、遠出の際は電気とガソリンで走れる経済的なエコカーだ。
「MX-30 Rotary-EV」はバッテリーのみの走行距離107キロを確保している。一方、発電機として、世界でマツダだけが量産化に成功したロータリーエンジンを採用した。
ロータリーエンジンを市販車に搭載するのは11年ぶりである。
■アルミで軽量化 800キロ走行可能
軽量化に伴う強度不足を補うため、「高速フレーム溶射」と呼ばれる技術を開発し、“軽くて強いロータリーエンジン”を実現した。
排気量は830cc、おむすび形のローター1つが回転して発電する。満充電したバッテリーとタンク容量50リットルのガソリンを燃料に、ロータリーエンジンによる発電分を含めると日本の燃費基準換算で800キロを超える走行が可能となる。
また、MX-30のロータリーエンジンは発電専用でタイヤを直接駆動しないため、運転の感覚はEVと変わらず、なめらかで力強い走りを実現しているという。
■11月発売、月販300台を目指す
価格は約423万円~約491万円で、現行制度では国の補助金55万円分の交付対象。14日から予約を受け付け、11月の発売を予定している。
マツダ・小島岳二 専務:
私たちはロータリーエンジンの火は消さないという強い思いをもって、このユニットの開発を進めてきました。「MX-30 Rotary-EV」に搭載されてるロータリーエンジンは次世代に向けたマツダのスピリットです
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Source: 車ちゃんねる
マツダ「ロータリーは失火しない」