各国でつくる欧州理事会と欧州議会、欧州委員会が政治合意に達した。正式な手続きを経て発効する。
発表文によると、30年には、新車販売される乗用車から出るCO2を21年比で55%、小型商用車は50%それぞれ減らす。現行目標はそれぞれ37.5%と31%で30年目標も引き上げる。その上で35年にはいずれも100%にする。
ガソリン車に加え、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車の販売もできなくなる。その後はEVや水素を使う燃料電池車といったゼロエミッション車のみの販売を認め、自動車メーカーは対応を迫られる。
EU議長国チェコのスィーケラ産業・貿易相は声明で「近代的で競争力のある自動車産業への道を開く合意だ」と称賛した。欧州委員会のティメルマンス上級副委員長はツイッターで「EUの自動車産業は(対応の)準備ができており、消費者は排出のない移動を望んでいる」と合意を歓迎した。
内燃機関車の新車販売を禁止する法案は、欧州委員会が21年7月に環境政策パッケージの一環として提案していた。EUは50年までに域内の温暖化ガスを実質ゼロにする目標を掲げており、その中間点として30年までに90年比55%減らす計画だ。
欧州環境庁によると、自動車を含む域内運輸部門からの排出量は20年で全体の22%を占めた。EUは目標実現に向けて自動車メーカーなどに対策を促すとともに、EVの普及拡大に欠かせない充電施設の設置などを急ぐ。
2022年10月28日 5:33 (2022年10月28日 5:50更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR27EZ50X21C22A0000000/
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Source: 車ちゃんねる
EU、ガソリン車の新車販売禁止を正式決定wwwwwwww