時価350万円相当のホンダ「旧車」を盗み経営者をはねた疑い　男４人を和歌山県警が逮捕

去年７月、和歌山県紀の川市のタイヤ販売店で、時価３５０万円相当のいわゆる「旧車」を盗んだうえ、経営者をはねて逃げたとして、７日、男４人が和歌山県警に逮捕されました。
強盗致傷の疑いが持たれているのは、滋賀県草津市の無職・古川茂樹容疑者（３６）、窃盗の疑いが持たれているのは島根県松江市の無職・河合竜容疑者（３４）と、住居不定の無職・近藤聖容疑者（３４）、そして和歌山県紀の川市の土木作業員・西田誠容疑者（５０）です。
警察によりますと４人は去年７月、紀の川市のタイヤ販売店が車検のため客から預かっていた車を盗んだ疑いと、
古川容疑者が車を発進させ、前に立ちふさがった経営者の男性（５７）をひいて軽傷を負わせ、そのまま逃げた疑いが持たれています。
警察の調べに対し、古川容疑者と近藤容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、河合容疑者と西田容疑者は「分からない」「事実とは違います」と、否認しているということです。
盗まれた車は１９９９年式の「ホンダシビック・タイプＲ」で、中古車市場で高値が付く「ＥＫ９」と呼ばれる種類で、時価約３５０万円相当だということです。
古川容疑者と近藤容疑者は、近畿から九州にかけての９０件近い窃盗や建造物侵入にも関与した疑いで、同じく７日に滋賀県警にも逮捕されていて、警察は余罪があるかどうかも含め、捜査しています。
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