
トヨタ新型「ハリアー」やレクサス新型「IS」など、トヨタ・レクサスの最新モデルではテールランプに横一文字のデザインが採用されています。トヨタ・レクサスはなぜリアのデザインに統一性を持たせるようになったのでしょうか。
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クルマのデザインは、フロントだけでなくリアも重要
クルマのデザインは、売れ行きに大きな影響を与えます。また、デザインといえば大きなウエイトを占めるのがフロント部分ながら、じつはリアビューもけっこう重要なのです。
横一文字のテールランプを装着する新型ハリアー
実際、デザインで高い評価を受けているクルマを見ると、例外なしにリアビューも美しいか個性的。考えてみたらクルマを見る確率は、前か後ろかのどちらか半々です。
これまでのトヨタ車を見ると、テールランプ形状がけっこうボリューミーかつ縦方向に大きかったです。
もっとも顕著なのは「プリウス」で、先代となる3代目から縦長のテールランプだったけれど、現行の4代目モデルになり巨大化&縦長になっていて、このデザインは非常に厳しい評価を受けてしまいました。
現行プリウスの売れ行きが伸び悩んだ最大の要因はデザインだといわれており、リアビューも厳しい評価。
トヨタとして問題意識を持ったのでしょう。2018年12月のマイナーチェンジでガラリと変えた結論が、横長基調のテールランプとなったようです。
考えてみたらフロントデザインの場合、メーカーごとに特徴を出しています。メルセデス・ベンツやBMW、レクサスなどが好例です。
どうやらトヨタは、リアビューのデザインテーマを共通化しようとしているのかもしれません。
特徴的なのが、トヨタの新型「ハリアー」と、ビッグマイナーチェンジをおこなったレクサスの新型「IS」に採用されるテールランプです。いずれも驚くほど細い横基調なのです。
なかでもハリアーは、モデルチェンジのたびに細くなっており、いまや“線”といっても良いほどシャープになりました。
新型ISのテールランプも細いです。現行「RAV4」だって、歴代モデルのなかで、もっとも薄いテールランプ形状になっています。
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Source: 車速報
新型は「ケツ」勝負!? なぜ横一文字テールランプ採用? トヨタ&レクサスの統一デザインの狙い