
動画は>>2以降に
ふじあざみラインについて、どのような道なのか実際に走行して調査しました。結果、報道等で聞くより恐ろしい道だと感じました。
見た目では勾配が伝わりにくいのですが、2速でこれだけ加速してしまうことの恐ろしさは、特に大型ドライバーさんには理解頂けると思います。
動画では霧がすごいですが、霧がなくてもこれ以上スピードは出せないような道路状況でした。
事故を起こしたバスの損傷具合を見るに、おそらく60km/h程度は出ていたと思うのですが、そうなるともはや制御不能です。
今回痛ましい結果となってしまいましたが、もしここでブレーキが効かなくなってしまったとしたら、立木のない山側の斜面に突っ込んだのは不幸中の幸い、あるいは英断だったと思います。
(原因が定かではない現段階で、運転手を養護するものではありません)
また、これほど観光バスにとって危険な道はそうそう無いのではないかと感じました。
バスが走るような道路で、自転車乗りに「ラスボス」と言わしめるような激坂は、関東近縁ではあまり思いつきません。
会社として、特別注意を払うべき道であったのかもしれません。
もう一つ気になったのは、ツアーの旅程です。今回は2往復しましたが、下り(五合目→道の駅すばしり)はいずれも27~30分程度かかりました。ところが旅程では五合目から沼津(!)まで、わずか40分しか確保されていなかったとのこと。乗用車でも80分程かかる距離です。
ここに問題があった可能性があります
事故の原因は捜査中であり、ドライバーの能力や当日の状況など私達の知るところではありません。そのためここに書いたのはあくまでひとつの意見です。我々がするべきことは、こうした出来事から教訓を得て、さらなる悲劇を防ぐことです。これからも安全運転に努めていきたいと思います。
このたびの事故で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、犠牲となられた方のご冥福をお祈りいたします。
■排気ブレーキで減速試みる 運転手、エンジンブレーキも タイヤ痕400メートル前から 小山バス事故
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d098a0a1d50d9ff0b378ad79be0588d04bb377d
続きを読む
Source: 車ちゃんねる
函嶺自動車交通「ふじあざみラインの現場を実際にバスで走ってみた」