
テスラの電気自動車(EV)は新型コロナウイルスの逆風下でも販売が堅調で、2020年4~6月期は4四半期連続で最終黒字を確保した。業績が安定してきたことから、同社株は機関投資家が運用の際に参照するS&P500種株価指数に採用される可能性が高まっている。上場投資信託(ETF)などの株価指数に連動するパッシブ運用の資金が流れ込むとの思惑が先行し、足元の株高に拍車がかかっている。
テスラ株は17日の米国市場で一時前週末比12%高の1845ドル86セントまで上昇し、上場来高値を更新した。ブルームバーグによるとマスク氏は1日で前週末に比べ純資産を77億ドル増やし、17日時点のランキングで高級ブランド世界最大手、仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)のベルナール・アルノー会長(純資産は846億ドル)らを抜き4位になった。3位につける米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO、同990億ドル)との差も約14億ドルに縮めた。
17日時点のランキング首位は米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEO(同1880億ドル)。2位は米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏(1210億ドル)となっている。米株式市場ではハイテク銘柄への資金流入が続いており、有力IT(情報技術)企業の創業者らが世界富豪ランキングの上位を占めている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62788060Z10C20A8000000/
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Source: 車速報
テスラのイーロン・マスク氏、世界4位の富豪に 資産約9兆円