■ますます広く使いやすく
ハイゼット カーゴがフルモデルチェンジされるのは17年ぶり。今回の新型は11代目にあたるモデルで、小口配送ニーズの増加や建設業界からの「多くの荷物を効率的に積みたい」という要望に応えるべく、使い勝手の良さが追求されている。具体的には、ボディーのスクエア化を図るなどして積載スペースを拡大。荷室の側面や床面も凹凸のない形状とし、荷物を傷つけることなく使用できるようにした。
クラス最大級をうたう積載スペースの広さは、4人乗車時で荷室長×荷室幅×荷室高=1915×1410×1250mm。従来モデルより55mm長く、35mm幅広く、15mm高くなっている。さらに、荷物の固定に役立つ荷室ナットの数を従来比で約2倍とし、利便性が高められている。
運転席周辺についても、インストゥルメントパネルの形状を見直しアッパートレーを新設。頭上には「オーバーヘッドシェルフ」を設けるなどして、荷物の取り出しやすさや働きやすさにこだわった。スマートキーによるキーフリーシステムや、ワンタッチオープン機能/ウエルカムオープン機能付きのパワースライドドアなど、快適装備の充実もセリングポイントのひとつとなっている。
■シャシーやトランスミッションも刷新
メカニズムの点では、ダイハツの軽商用車としては初めて、新しいクルマづくりのコンセプトである「DNGA」を採用し、プラットフォームを一新。アッパーおよびアンダーボディー骨格の構造を最適化しボディー剛性を高めたことで、軽量化と操縦安定性の向上を実現した。さらに、この高剛性ボディーにサスペンションジオメトリーを改めた足まわりを組み合わせることで、重い荷物を積載した状態でも優れた操縦安定性と快適な乗り心地が得られるという。
パワーユニットは、658ccの直列3気筒KF型エンジン(最高出力46PS、最大トルク60N・m)と、そのターボ版(同64PS、同91N・m)の2本立て。トランスミッションは5段MTのほか、新開発のFR車用CVTが組み合わされる(ターボ車はCVTのみ)。CVTのモデルには、FR車のほか4WD車も設定。また小型化した新型CVTの採用により、省スペース性のみならず、燃費と発進加速、静粛性も向上している。WLTCモードの燃費値は、ノンターボモデルで最高15.6km/リッターである。
安全性については、最新のステレオカメラを備え、昼間では車両・歩行者に加えて二輪車・自転車、夜間には歩行者の検知が可能となった予防安全機能「スマートアシスト」を搭載。カメラを使って後方視界を示すことで荷物満載時や夜間の視界不良時の不安を解消する「デジタルミラー」も用意される。
そのほか、修理時の経済性に配慮した上下2分割構造のフロントバンパーや、耐久性がアップしたシート表皮、9インチと6.8インチの2種類のディスプレイオーディオ、Android AutoやApple CarPlayを介してスマートフォンのアプリが利用できるインフォテインメントシステムなども新型のトピックとなっている。
価格は「スペシャル」(FR/5MT)の104万5000円から「クルーズ ターボ」(4WD/CVT)の160万6000円まで。
■アトレーはニーズの多様化に対応
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
2021.12.20
https://www.webcg.net/articles/-/45618
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Source: 車速報
ダイハツの軽「ハイゼット カーゴ」「アトレー」がフルモデルチェンジ