
アルファードとは異なる高級ミニバン「シエナ」発売へ
トヨタの北米法人は、北米などで販売しているミニバン「シエナ」の2021年モデルを2020年11月に発売することをアナウンスしました。
日本のミニバンとは異なる、シエナの最新モデルにはどのような特徴があるのでしょうか。
日本で売ればアルファード並みの人気もアリ得る? 全長5m超えの新型「シエナ」
日本市場において、トヨタのミニバンといえば、「シエンタ」「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」「アルファード/ヴェルファイア」のほか、送迎ニーズ向けに販売される「グランエース」がラインナップされています。
一方で北米市場では全長5mを超える巨大ミニバンのシエナをラインナップ。2021年モデルのボディサイズは明らかになっていないものの、2020年モデルでは、全長約5095mm×全幅約1983mm×全高約1795mmとその大きさに圧倒されます。
新型シエナは、日本でも販売されているSUVの「ハリアー(北米名:ヴェンザ)」や「RAV4」、セダンの「カムリ」と同じTNGAプラットフォーム「GA-K」を採用しています。
フロントデザインは、日本の新幹線からインスピレーションを得て、滑らかでスピーディな造形を実現。
ヘッドライトは、高い位置に配置され、ボディ後方にかけて流れるようなデザインとなりました。
フロントフェイスは、大きく開口されたフロントグリルを採用。下方向に広がりを見せつつ押し込み、最端にLEDフォグランプを配置することで低重心なスタイルを強調。
リアデザインは、ボディから後方へと流れつつ「くの字」に造形されたピラーやLEDテールライトによって引き締めたデザインを採用しました。
内装は、水平基調とし、大型センターディスプレイからセンターコンソールに掛けて横広な縦の造形も際立たせています。
シートアレンジは、グレードによって異なり、収納可能なミドルシートを備えた8人乗り仕様、オットマンを装備したスーパーロングスライドの2列目キャプテンチェアを備えた7人乗り仕様を設定。
パワートレインは、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンにトヨタの「THS II」ハイブリッドシステムを採用し、最大システム出力243馬力を発揮します。
また、「EV」、「エコ」、「ノーマル」、「スポーツ」といった走行モードを任意で選択でき、スポーツモードは、加速応答を向上。
エコモードはエンジンとバッテリーをバランスよく使って走行。EVモードは電気のみで低速での走行が可能です。
駆動方式はFFと4WDがあります。
安全面では、トヨタの最新予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(TSS 2.0)」を標準装備。
また、北米仕様ならではの機能として、後部座席に子どもや荷物を置き去りにしないように「注意:後部座席に乗客と貨物がないか確認してください」という警告を発する機能も採用されています。
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新型シエナの価格は、3万4460ドル(約360万円)から5万460ドル(約527万円)となります。
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Source: 車速報
アルファードより巨大なミニバン!トヨタ新型「シエナ」 11月発売で約360万円から