
日産のアリアはスポーツ多目的車(SUV)タイプのEVで、10年に発売した「リーフ」以来約10年ぶりの新型モデルとなる。フル充電からの航続距離は最大610キロメートルと、リーフの最上級モデルに比べて30%以上伸びる。補助金を含めた実質価格は500万円からと、テスラに引けを取らない価格競争力を実現した。
先進の運転支援技術も惜しみなく盛り込んだ。高速道路の同一車線内でハンドルから手を離した状態で運転できる「プロパイロット2・0」を搭載。準天頂衛星システムを活用して自車の位置を高精度に把握でき、運転支援の質を高めた。日産の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は「アリアには日産の魅力がすべて詰まっている。日産の歴史の新たな扉を開くモデルだ」と期待をかける。
トヨタは4月下旬に中国でレクサスのEVモデル「UX300e」を発売した。大容量電池の床下配置により、低重心化と航続距離400キロメートルを達成した。SUV「UX」をベースとし、最高出力は150キロワット、電池容量は54・3キロワット時。今夏にも欧州市場に投入し、日本では21年前半に販売を始める。レクサスと同時期に小型SUV「C―HR/イゾア」のEVモデルも中国で発売した。
トヨタは環境規制の高まりなどを受け、30年に550万台以上としていた電動車の販売目標を5年前倒しした。EVでは20年代前半には10車種以上を品ぞろえする構えだ。トヨタの寺師茂樹取締役は「世界各地で二酸化炭素(CO2)排出削減に向けて、電動車両への期待が高まっている。我々もこれに応えるべく準備を急ぐ必要がある」と強調する。
以下ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/66a7d0e77a2ebf8866b5f61087f734a55fec7393
続きを読む
Source: 車速報
【EV】テスラを追随できるのか?日本勢が新型EVで挑む「世界市場」への覚悟