現行プリウス(ZVW50系)は2015年に発売された4代目モデルである。
2021年6月には一部改良が実施される予定であるが、その内容はボディカラー、オプションなどを対象にした小変更に留まる見込み。
このタイミングで大掛かりな改良が実施されると、次期モデル投入時期の先延ばしが懸念されるところであるが、「2022年後半から2023年前半」が想定されるフルモデルチェンジに向けての開発は順調に進められていると考えられる。
https://car-research.jp/prius/fmc-4.html
(写真は現行プリウスPHV)https://car-research.jp/wp-content/uploads/2021/03/prius-phv.jpg
開発中の5代目プリウスは、プラグインハイブリッド(PHV)の本格的な普及が大きなテーマとなっている。
トヨタのハイブリッドパワートレインは、最小クラスとしてヤリスの1.5L(M15A-FXE)があり、このプリウスの1.8L(2ZR-FXE)、その上に2.0L(M20A-FXS)がある。
なかでも1.5Lと2.0Lは、ダイナミックフォースエンジンと呼ばれる新世代パワートレインである。
プリウスシリーズにも、いずれ2.0Lが搭載されるのでは、という予想もあったが、1.8Lをベースとしたシステムは次期型でも継続される見込み。
ダイナミックフォース世代に準じた改良は盛り込まれるだろうが、それよりも注目したいのがバッテリー容量が増やされたプラグインハイブリッド(PHV)がメインになるということである。
プリウスPHVは3代目モデルから、少量生産がスタートした。
4代目モデルでは、さらなる普及を目指し専用ボディが与えられ、大幅に生産台数が増やされたが、それでも販売実績としては全体の一割程度という状況である。
次期型5代目ではPHVがメイングレードとなり、販売の主役を担うことになる。
プラットフォームについては次期型もTNGA(GA-C)が継続採用となる。
開発コストは抑えられるものの、ホイールベース延長などを含めた新設計となる。
エクステリアでは、「プリウスらしさ」として定着したワンモーションフォルムは踏襲しつつも、近年のデザイントレンドに従い、全高を抑えたスポーティーなスタイルとなる見込み。
ただし、ワンモーションフォルムで低い全高を設定すると、後席居住性が悪化しやすいというデメリットがあった。
これは、かつてホンダ2代目インサイトが3代目プリウスとの販売競争で敗退した理由の一つでもあり、次期プリウスでは、このあたりをどうまとめてくるのかも注目したい。
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Source: 車ちゃんねる
【速報】プリウス次期型はプラグインHV普及車、フルモデルチェンジ開発中wwwwwwwwwwww