【独自】車販売店から新車を窃盗　限定ミニカー30台も被害 謎だらけの犯行

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d7f59fcc9df33d1ffd5ca5f18ea60f8a7a55df2
22日未明、大分県内の自動車販売店に現れた不審な人物。上着のフードで顔を隠し、肩から黒いバッグをかけている。
いったん、車を離れたかと思えば、再び車のそばへ。鍵を開けられないのか、またどこかへ行ってしまった。
この時、ガラス扉を割って事務所に侵入。外に展示された車を操作する鍵「スマートキー」を盗んでいたとみられる。
事務所から出てきた黒いバッグの人物は、車に近づいた。しかし、この車のスマートキーではなかったのか、鍵が開かない。
盗んだスマートキーで操作できる車を探しているのか、ほかの車のそばを歩きだした次の瞬間、およそ150万円する新車のランプが点灯。鍵が開いた。
すると今度は、別の車の後ろで持っていたライトで、何かを照らし始めた。この時、ナンバープレートを外し、盗んでいたとみられる。
さらに、事務所にあったFAXを奪い、車に積み込むと、現場をあとにしていった。
26日、取材班が被害に遭った自動車販売店を訪ねると意外なことが。
盗まれた車が戻ってきていた。明豊マイカーセンター・衛藤拓也店長「これが盗まれたナンバーです。このナンバーを後ろに、両面テープで貼り付けて逃走した」
盗まれた車が発見されたのは、事件から13時間後のことだった。盗まれたあと、なぜか60kmもの距離を走行していた。
さらに犯人は、侵入した事務所でこんなものまで盗んでいったという。
衛藤店長「（犯人が）入ってきてこういうミニカー。お客さまにあげるノベルティグッズ（景品）です。これをごっそり持って行かれた」
盗まれたのはミニカー30台。新車を購入した客にプレゼントする限定品だった。
被害総額は、車の修理代など40万円ほどになるということで、警察は、窃盗などの疑いで捜査している。