売上高にあたる売上収益は前の期比39%増の9944億円で、直前の市場予想平均(9724億円)を上回った。車載部門は出荷量の増加と単価の上昇で36%増収だった。自動車メーカーによる生産回復や在庫確保によって需要が膨らんでいる。
産業機器や家電向けなどを手掛ける産業・インフラ・IoT部門は42%の増収だった。英大手ダイアログ・セミコンダクターの買収によって、パソコンやスマートフォンに使う電源系統の半導体なども増えている。
柴田英利社長は足元の半導体需要について「引き続き悪くない状況」と語った。伸びが大きい分野として自動車やファクトリーオートメーション(FA)、データセンター向けをあげた。減速が懸念される家電やパソコン、スマートフォン関連需要も従来見通しより底堅いとしている。
21年12月末の受注残高は1兆2000億円超と年商を上回る水準だ。長期受注を進めており22年通年の確定受注が積み上がっているが、必要な生産能力は「おおむね確保できている」(柴田社長)という。ただ、製造受託企業の生産ラインや一部原材料の逼迫感は依然強く、新型コロナウイルスの影響などのリスクもあり、予断を許さないとの見方を示した。
業績予想については一時的な損益を調整した非GAAPベースで開示している。22年1~3月期の売上収益は、前年同期比65%増の3360億円前後、営業利益は2.2倍の1159億円前後を見通している。1~3月期には約400億円を能力増強に充てる計画だ。うち約200億円については経済産業省の補助金を利用する。
日本経済新聞 2022年2月9日 22:32
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC094YB0Z00C22A2000000/
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Source: 車ちゃんねる
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