ロシアで自動車を買いたいと思うなら、耳慣れないブランドを知る必要がある。
ロシアからは欧米メーカーが撤退し、中国メーカーが殺到。「哈弗(HAVAL)」や「吉利(GEELY)」について知ることになる。ただ、今のところ歓迎されているとは言い難い状況だ。
取材に応じた自動車購入者は、製品の品質に確信が持てない様子だった。この価格で、プラスチックの部品は安っぽく見えると、ある男性は話した。
自動車ジャーナリストのセルゲイ・アズラニアン氏は、ロシアでは「中国製品は低所得者層向け」との認識があると指摘する。
ロシアの自動車ジャーナリスト、アズラニアン氏
「ロシア人は誰かの悪口を言う時、『おい、お前の携帯電話は中国製だな』とか『お前の車は中国製だ』とか言う。
今のところ、中国製品の需要はそれほど強くない。
私たちはまずキューバのように、歩くことに慣れていく必要がある。そうすれば中国車への期待も十分に低くなるだろう」
しかし、販売台数は別の状況を物語っている。ロシアの自動車市場における中国メーカーのシェアは昨年の初めには10%未満だったが、現在では約40%に上昇した。理由は、単純に入手しやすいからだとみられる。
東部の都市ウラジオストクで欧米と中国車を販売するシェスタク氏。
「最近はほとんど吉利の販売に依存している。ただ、独メルセデスの販売も続けている。並行輸入で買ったものもあるし、残っている在庫もある」
ロシアではますます選択肢が減り、大半の欧米ブランドはすでにない。独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダは現在、資産売却交渉の最終段階に入っている。こうした企業の撤退により、昨年の自動車販売台数は60%近く落ち込んだ。
ロシアの多くの自動車購入者は、中国車に乗るか、バスに乗るかを決める日が近づいている。
3/27(月) 15:56 ロイター
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3101129999bed2fc30d55413f6eeb12b8b233dd
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Source: 車ちゃんねる
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