
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190831-00013686-gentosha-life
8月21日、埼玉県警が道路交通法違反(速度超過)の疑いで同県上尾市の会社員の男性を逮捕した。
今年4月に速度違反の取り締まり装置「オービス」で38キロの速度超過が確認され、4月から7月までの間、電話や郵送などで再三にわたって出頭を要請したものの、男性は「(オービスの写真に)写っているのは私ではない」「第三者に車を貸していた。
その人の名前は明かせない」などと書いた紙を県警に送り、その後も「書面の通りです」などと拒み続けていたという。
逮捕された男性は「ネットで見つけた文書を警察に送れば捕まらないと思った」などと供述。どうやらインターネット上には、「オービスは写真に写った車のナンバーから割り出した車検証の持ち主の住所に通知が届くもの。
でも、写真一枚で本人と断定できないのだから、上申書を書いて『自分じゃない。運転していた人の名前は明かせない』と突っぱねておけば取り締まりを逃れられる」という内容のデマが流れており、上申書の文例や提出手順などを指南する人物もいるらしい。
「運転していた人の名前は明かせない」? 普通に考えれば、それって「犯人隠避(いんぴ)します」と言ってるようなもんだと思うし、警察としても、そんな書面が届けば逆に捜査しなければならなくなると思うのだが……。逮捕された男性は鵜呑(うの)みにしたらしい。
反警察だから出頭しません?
一体どんな風にデマが流されているのか? インターネット上を検索してみると、「無料交通取締りご相談」を謳うサイトを発見した。
「オービス逃れ」を目的とするレーダー装置を販売する会社経営者が運営しているようで、「オービスをすべて廃止すべき」「邪悪な警察と闘っています」「警察は泥棒の始まり」「警察の不正は許さない」「警察はズルイぞー」などの煽り文句があちこちに並ぶ。
膨大な量の警察批判コラムをまとめたコーナーもあり、とにかく「反警察」を打ち出しているサイトだ。
「オービス呼び出しへの上申書」というバナーをクリックすると、世の中にはオービスの出頭要請に全く応じずに取り締まりを逃れた人たちがいるとし、「彼らは警察に下記のような内容の上申書を宅配便で送付しているとのことです」という事実かどうかもわからない「うわさ」の体で次のような文面が掲載されていた。
「ご指摘の車両は第三者に貸与してありましたが、その名前は明かせません。誤作動を頻繁に繰り返し、多数のえん罪被害者を作り出しているオービスでの取締りや、偽領収書を作成する等により私達の納付した税金の詐欺、横領という犯罪をやめようとしない警察官に対して強い義憤を感じています。
ゆえに今後の捜査へのご協力は刑事訴訟法第198条と犯罪捜査規範第219条に基づき固くお断り致します。今後の警察からのご連絡については全て無視致します。以上」
今後の国税局からのご連絡についてはすべて無視致します」とダダをこねるのと同じだ。あまりに幼稚な言い訳にしか見えないのだが……。
取り締まり逃れの指南は「DNA鑑定や指紋鑑定とは違って、オービスの写真では法的に本人と断定できない」「似ている人間はいくらでもいる」「絶対に逮捕できない」とつづく。
さらに、警察が自宅にやってきた場合は「『上申書の通りです。お帰りください』と通告し、それでも帰らなければ110番をして、パトカーを呼べば二度と来なくなり、一件落着」するらしい。
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Source: 車速報
「スピード違反はこれでチャラ」のデマ?