飲酒運転轢き逃げ野郎「信号無視したくてしたわけじゃないし僕無罪」遺族が損害賠償求める訴訟で争う姿勢

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３年前、金沢市の繁華街で当時１９歳の元少年が飲酒運転でひき逃げし２人を死傷させた事件。亡くなった女性の遺族が元少年などを相手取り損害賠償を求めた裁判が始まり、被告の元少年らは請求棄却を求め全面的に争う姿勢を示しました。

　２０２０年１２月。金沢市の繁華街で当時１９歳の元少年が飲酒運転で２人の男女を相次いでひき逃げしこのうち、女性が死亡した事件。

　元少年は、危険運転致死罪などに問われ、懲役１４年の判決が確定しています。

　２７日から金沢地方裁判所で始まった民事訴訟の裁判。元少年にひき逃げされ亡くなった女性の遺族が、元少年のほか車の同乗者などを相手取り、およそ５８００万円の損害賠償を求めています。

　第一回口頭弁論で被告の元少年は、刑事事件と同様に「故意に信号無視をしたわけではない」として請求棄却を求め、全面的に争う姿勢を見せました。また車の同乗者側も「責任はない」として争う姿勢を示したということです。

　一方、遺族側は同乗者に対しても「運転を中止するよう呼び掛ける義務があったのは明らか。元少年に送迎を求めていて責任がある」と訴えています。