電動化加速で軽も200万円台が主流に? 100万円台で買える新車は激減するのか
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1: 2020/12/09(水) 20:08:19.34 ID:thKjunIN9

2020.12.09 くるまのニュース編集部

日本の新車市場では、約4割を軽自動車が占めています。これは、ここ20年ほどで性能・安全面が大幅に向上したことで、コンパクトカー並みの性能を有する代わりに維持費が安価に抑えられることが背景にありましたが、昨今の電動化により軽自動車でも200万台が主流となるのでしょうか。
https://kuruma-news.jp/post/324476

日本市場にマッチした軽自動車が電動化で価格上昇の危機に!?

 いまや日本市場に無くてはならない存在の軽自動車。ここ20年ほどで性能・安全面が大幅に向上している一方で、価格もそれに合わせて上昇しています。

 かつては100万円台前半から半ばが主流だった軽自動車の新車価格相場ですが、最近では200万円前後というモデルも少なくありません。

 そうしたなか、自動車市場全体の電動化が加速していることもあり、軽自動車であっても電動化が進むとエントリーモデルが200万円を超えてくることも予想されます。

 今後100万円台で購入出来る軽自動車モデルが減少してしまっては、安価で維持費の安さがウリだったの軽自動車の立ち位置はどうなってしまうのでしょうか。

 2019年で規格制定から70年を迎え、今やコンパクトカー並みの性能を実現している軽自動車。

 かつては衝突安全性がネックでしたが、各メーカーの技術開発によって、昨今はシャシもボディも十分な強度を持つようになっています。

 最近の国内新車市場では、人気のミニバンやSUV、コンパクトカーなどの新型モデルが続々と登場するなかで、軽自動車の割合は約4割も占めるほど成長しているジャンルです。

 現在の軽自動車の定義は、ボディサイズが全長3400mm×全幅1480mm×全高2000mm以内、エンジン排気量は660cc以内(最高出力は自主規制で64馬力まで)、最大4名乗車で貨物積載量350kg以下となります。

 この枠のなかで、日本の各メーカーがしのぎを削って競争してきた結果、今ではDOHCターボエンジンやマイルドハイブリッドを搭載するのも当たり前になり、衝突被害軽減ブレーキや追従型クルーズコントロール(ACC)といった先進安全装備も充実してきました。

 しかし、これらの技術面や性能・安全面の向上に伴い車両価格も比例して向上。かつては、100万円以下のモデルも少なくありませんでしたが、最近では安くても100万円台半ばからとなっています。

 具体例として、日本で1番売れている軽自動車のホンダ「N-BOX」は、初代モデルが2011年11月に登場。

 初代N-BOXは、センタータンクレイアウトによる広い室内空間の実現、DOHC搭載による走行性能向上などにより人気を博しました。

 しかし、安全面に関してはそれまでの軽自動車よりはもちろん大幅に向上しているものの、現行型の2代目N-BOXとは異なり、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」が採用されていません。

 また、価格面においても一概に比較は出来ませんが、初代N-BOXは124万円から146万円、N-BOXカスタムは144万円から178万円(ターボ仕様)となっていました。

 最新の2代目N-BOXは、141万1300円から192万6100円、N-BOXカスタムは174万6800円から212万9600円で、全車にHonda SENSINGを標準装備されています。

 N-BOXについて、販売店スタッフは次のように話します。

「クルマ全般にいえることですが、新しい技術や機能が追加されるごとにその分の価格上昇は否めません。

 なかでも、軽自動車は価格が安いというイメージがあるため、改良やマイナーチェンジで価格が上がると違和感を持つお客さまも多いです。

 また、最近の軽自動車はコンパクトカー(5ナンバー車)並の性能・機能なこともあり、乗り出し価格で考えると250万円前後になることも珍しくないです」

※ ※ ※

 普通車以上に価格高騰のインパクトがある軽自動車ですが、今後電動化が進むと、どれほどまでの影響があるのでしょうか。

【次ページ】 軽自動車の電動化が進むとどうなる? 100万円台モデルは激減か。
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Source: 車速報
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