https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191002-00000014-asahi-soci
「横断歩道は歩行者優先」。自動車教習で必ず習うが、実態はどうか。新潟市の中心部で調べると、信号のないところでは多くの車が止まらず、通学路の交通量が多い小学校が対応に苦慮していた。新潟県警は取り締まりを強め、専門家も注意を呼びかけている。
【グラフ】横断歩行者等妨害の検挙件数の推移。年々増えている。
9月中旬の平日朝。新潟市中央区の新潟大学病院の信号のない横断歩道を、通勤する人や学生らが行き交っていた。
片側1車線の見通しの良い直線道路と大学病院の駐車場に入る道の十字路。人と車の通りが比較的多いこの交差点を、午前8時から1時間観察した。
その1時間で横断歩道を渡ろうとした歩行者は約60人いたが、約220台は無視して通り過ぎ、止まったのは約40台にとどまった。
制限速度は30キロだが、ほとんどの車がそれを上回るとみられる速度で走り抜ける。歩行者に気づいて一度止まりながら、対向車が止まらないため、再び走り出してしまう車もあった。
近くに住む70代男性は、手の合図で車を制止するようにして横断した。「なかなか止まってくれないから、手を挙げて渡るようになった」と話した。
よく病院を利用するという同市中央区に住む女性(30)は、4台の車が通り過ぎたあと、タクシーが停止して横断できた。「免許を取る時に当たり前だったのに、みんな当たり前じゃなくなっている」と話す。自身も、8月の免許更新の際に受けた講習で「横断歩道は歩行者優先」と聞くまで忘れかけていた。「いつの間にか、車が先に通って良いと思っていた」
止まる車が少ないことを背景に、信号のない横断歩道を渡らないよう指導している小学校もある。
同市中央区の女池小(児童数約800人)。校門の前を通る市道は交通量が多く、横断するのを信号のある学校前の交差点以外は渡らないよう指導しているという。山田淳教頭は「一つの交差点に集中させるため、朝はとても混み合う」と話す。
続きを読む
Source: 車速報
車は路上教習で信号無い横断歩道で止まらないと一発で落ちた筈なのになぜ忘れたのかな?