
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQCG7V6LQCGTIPE021.html
福岡県春日市で2021年、後方を確認せずにトラックをバックさせ、小学生の深町友哉さん(当時10)をひいて死なせたとして、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の罪に問われた被告の会社員の男(46)の判決が14日、福岡地裁であった。武林仁美裁判官は「当然の安全確認を怠った」と述べ、禁錮3年執行猶予4年(求刑禁錮3年)を言い渡した。
判決によると、男は21年11月24日午後4時ごろ、春日市内の中古車展示場と道路の間にトラックを停車。積んでいた車を降ろし、後方の確認などをせずに展示場へ向かってバックし、トラックの背後で自転車に乗って止まっていた友哉さんをひき、死亡させた。
検察側は、歩道を塞いだトラックの後ろで止まっていた友哉さんに落ち度はないと主張。弁護側は、背後に人がいることを予想するのは難しかったと反論していた。
武林裁判官は「10歳の被害者がすぐに退避することは容易ではなかった」と判断。「予想が難しかったと被告が感じているとすれば、普段から不十分な安全確認に慣れていたことの証し」とした。
その上で、「幼い被害者の尊い生命を奪った刑事責任は軽いものではない」とする一方、「被告が反省していないと直ちに断じることはできない」などと、執行猶予を付けた理由を述べた。
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Source: 車ちゃんねる
裁判長「バックで子供轢殺した運転手が反省していないと直ちに断じることはできないので執行猶予」