自動車大手のスト拡大、長期化の可能性…バイデン氏はミシガン訪れ労組支持表明へ

　全米自動車労働組合（ＵＡＷ）は２２日、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）と、クライスラーを傘下に持つステランティスの部品流通施設３８拠点で新たにストライキを開始すると発表した。従来の３工場から拡大され、ストが長期化する可能性が高まっている。

　ＵＡＷはＧＭなど米自動車大手３社（ビッグスリー）に対し、１５日から初の一斉ストを開始した。インフレ（物価上昇）や電気自動車（ＥＶ）化の進展による雇用減少への懸念が背景にあり、賃上げなどを求めている。３社のＵＡＷの組合員数は約１５万人で、対象拠点の拡大で計約１万８０００人がストに参加する。労使交渉で進展があったとして、今回追加される３８拠点にフォード・モーターの施設は含まれていない。

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