環境活動家、大型ガソリン車に嫌がらせ　「タイヤの空気を抜いて無害化した」

　【グラスゴー時事】国連気候変動枠組み条約第２６回締約国会議（ＣＯＰ２６）が開かれている英北部グラスゴーで、
二酸化炭素（ＣＯ２）排出量が多いスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）などの大型ガソリン車のタイヤの空気が抜かれる嫌がらせが相次いでいる。
環境活動家による抗議活動の一環で、警察が捜査に乗り出した。

　地元メディアが１２日までに相次いで報じた。グラスゴーの住宅街で既に約６０件報告されているという。

　報道によると、タイヤの空気を抜かれたガソリン車には交通違反時に渡される切符を模倣した紙が残され
「注意。気候違反。あなたのＳＵＶなどは過去１０年間のＣＯ２排出量増加の２番目に大きな原因だ。
そのため、あなたの車のタイヤの空気を抜き、無害化した」と書かれていた。

　警察の報道担当者は地元メディアに「これらの事案を把握しており、パトロールを増やすなどして地域住民の安全を守る」と語った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021111300203&g=int