

猫に気付かずエンジンをかけると、エンジンベルトが切れる恐れもあり、乗車前にボンネットを軽くたたく「猫ばんばん」を勧めている。
2月22日は猫の鳴き声「にゃん、にゃん、にゃん」の語呂合わせにちなみ、1987年に「猫の日」として制定された。
特に今年は、1222年以来800年ぶりに「2」が6つ並び「スーパー猫の日」とされる。
JAF京都支部によると、ドライバーから「エンジンルームに猫が入り込んだ」などと救援要請を受けた件数は、今年1月の1カ月間に全国で21件に上った。
京都府内でも過去に「エンジンルームからネコの鳴き声が聞こえる」といった救援要請があり、隊員がボンネットを開けたところ、エンジンルームの隙間に子猫を発見した。
猫がエンジンルームに入り込む理由は何だろうか。JAFは「寒い冬に暖かい場所を求めて入り込むと思われがちだが、1年を通して救援要請はある」と指摘する。
「猫は暖かさだけでなく、狭い場所も好む。エンジンルームは風雨が入りにくく暗く狭い空間で、警戒心の強い猫が安心できる。
特に子猫は小さな体で隙間に入り込みやすいので、子ネコが生まれるこれからの季節は注意が必要」としている。
猫に気付かずエンジンをかけるとエンジンベルトに巻き込まれる恐れがあり、ベルトが切れたり洗浄が必要になったりする可能性がある。
猫の命を守るためにも、乗車前にエンジンルーム付近をノックするように優しくたたく「猫ばんばん」が有効という。
JAFは「たたいて出てくるかは個体差がある。たたいた後に猫の声や気配を感じたらボンネットを開け、中まで確認してほしい」と呼び掛けている。
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Source: 車速報
猫が車のエンジンルームに入り込む理由