クルマを手放すときは少しでも高く売りたいというのが人情。しかし、カスタマイズが施されている車両はノーマルの状態の車両よりも買い取り額が下がるという話を聞いたことはないだろうか?
これは今でも同じ状態なのか? というと、これは状況にもよると言える。たとえば、ボディ加工を伴うような元に戻すことが事実上不可能なカスタマイズが施されている場合は、相対的に買い取り額は下がる傾向にある。もちろん、そういった車種を専門に扱うところであれば、一般的な買い取り店よりも高い価格で買い取ってくれる可能性もあるが、それでもノーマルの状態の車種に比べれば安くなってしまうだろう。
それはなぜかと言うと、いくら専門店とはいえ、そういった車種を求めるユーザーは限定されてしまう。一方でノーマル状態であれば欲しいと思う人の数は圧倒的に多くなるためだ。いつ売れるかわからないよりは、一定数以上の引き合いがあるほうが売りやすいのは当然で、売りやすいほうが買い取り価格も高くなるというワケなのである。
■アフターパーツは取り外して単体で売却したほうがいいことも
逆にカスタマイズされていても、ノーマルの部品が保管してあり、いつでもノーマル状態に戻せるものであればプラス査定になる可能性もある。とくにホイールなどはよほど特殊なものでない限り、プラスになる可能性が高い。逆にカーナビゲーションなどは日進月歩のため、よほど購入したばかりのものでない限りは大幅なプラス査定は難しいので注意が必要だ。
といっても、購入時の金額を考えれば微々たる額のプラス査定となる場合が多いので、もしも自分で取り外すスキルがあるのであれば、アフターパーツは中古パーツ店に別途持ち込んだほうがトータルの売却額は高くなる可能性が高いだろう。ただし、工賃を払って脱着するようであれば付けたままのほうがいいかもしれない。
どうしてもカスタマイズ済の車両を売却するときはカスタマイズに投じた費用を上乗せして考えてしまい、査定額にガッカリしてしまうパターンが多い。カスタマイズはあくまでオーナーが自分の好みで実施したものであり、基本的には元のクルマの人気や価値に応じて値付けされるということを覚えておきたいところだ。
2019年5月25日 18時0分 WEB CARTOP
http://news.livedoor.com/article/detail/16516034/
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Source: 車ちゃんねる
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