https://news.yahoo.co.jp/articles/7f6c79e2d78d59e8eaea6c77a009890352a77aed
2023年現在、自動車業界は激動期を迎えようとしている。EV一辺倒かと思われた欧州は合成燃料を認めるなど、かなり予測が難しくなっている。そこで、「EVが普及した10年後」と「普及しなかった10年後」の2つのケースに分け、それぞれの未来で評価される現行車を選定!!
【画像ギャラリー】2033年に高い評価を受ける(!?)サクラ&アルトをチェック!!(8枚)
※本稿は2023年3月のものです
文/鈴木直也、写真/ベストカー編集部、日産、スズキ
初出:『ベストカー』2023年4月10日号
■10年後にEVのゲームチェンジャーと評価される1台は?
おそらく、10年後には新車でのEV販売比率は現在よりも大きくなっているだろう。EV普及への大きなキーは「低価格」だ。EVのエポックメイクはテスラだろうが、誰もが買える価格ではない。ホンダeもアリアも同様だ。
電動車のテクノロジーは日進月歩で最新技術もあっという間に陳腐化する。10年経てば電池の新技術も開発され、今のEVは「古い技術」になることは間違いない。
でも、「誰もが買うことができそうな」価格帯で現実的なEVの提案をしたという意味で、2033年時点で「サクラが最初の現実的EVだったよね」と言われることは間違いない。その意味で「名技術」のトップランナーだ。
■究極の内燃機関として評価される1台は?
とはいえ、まったく逆の2033年も予測できる。
「思ったほどEV増えていないじゃん!?」な2033年だ。案外内燃機関車は普通に残っている可能性が高い。特に日常の足として自動車を必要とするユーザーには安価で乗れるクルマが不可欠だ。
こうなると、内燃機関の環境負荷低減を真面目に取り組んで、それを体現した現行型アルトだ。軽くて燃費がいいガソリンエンジン車を真面目に作ってきたスズキは2030年に向けたEV戦略を明らかにしているが、それでもHEVを含めた内燃機関は80%残る。
アルトはカーボンニュートラル時代に向けた内燃機関車の非ノスタルジー部門、実用車としての「名技術」として語られる存在と言っていい。
マツダも内燃機関の可能性に取り組んいるが、マツダの商品はプレミアム領域で、どちらかと言えばノスタルジーだ。
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Source: 車速報
悲報!EV化の流れで10年後に生き残る残る車は最強スズキ・アルトのみ!内燃機関車好きは憤死