広島県職員「あの運転腹立つなあ　個人情報調べて脅迫したろ！」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b3a672923baa3c4b76c566d491f96104a263253

中国新聞デジタル
　車の運転を巡り、手紙を送り付けたなどとして脅迫と地方税法違反の罪に問われた広島市安佐北区安佐町鈴張、広島県北部県税事務所の元主任菊川浩被告（61）の求刑公判が12日、広島地裁であった。検察側は懲役2年を求刑し、結審した。判決は23日。

　検察側は論告で、手紙などを送る脅迫行為について「常習的で、被害者の運転などに一方的に腹を立てて短絡的に犯行に及んだ」と指摘。「個人情報を知ることができる立場を悪用し、地方行政全体への信頼を低下させた」とした。弁護側は「反省しており、一部の被害者と示談が成立した」などとして執行猶予付きの判決を求めた。

　起訴状などによると、菊川被告は昨年5～9月、同事務所のシステムを使い、乗用車のナンバーから不正に車の使用者の名前や住所を検索。「車をパンダ模様にしてみるか」などと書いた手紙や相手の車の写真を封筒に入れるなどし、市内の夫婦方など6カ所に送って閲覧させ、脅迫した疑い。