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□SUVテイストの新たな派生モデルが初登場
三菱と日産は2011年に立ち上げた合弁会社NMKVのもとに軽自動車事業を行っており、2013年にはハイトワゴンの「三菱eKワゴン/eKカスタム」「日産デイズ」を、翌2014年にはスーパーハイトワゴンの「三菱eKスペース」「日産デイズ ルークス」を発売した。
今回、このうちのハイトワゴンが6年ぶりにフルモデルチェンジ。三菱からは新型のeKワゴンとeKクロスが登場した。
eKワゴンは、「THE CUTE CHIC」がデザインコンセプトのスタンダードモデルで、幅広いユーザーがターゲット。一方、eKクロスはSUVテイストを特徴とした新しいクロスオーバーモデルで、同社の「デリカD:5」にも採用されるフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」や縦型LEDヘッドライトにより、力強さが表現されている。デザインコンセプトは「THE CUTE BEAST」だ。なお、メーカーオプションのルーフレールはeKクロスだけの設定となる。
インテリアは、三菱が「ホリゾンタルアクシス」と呼ぶ水平基調のデザインを採用。インテリアカラーはeKワゴンがライトグレーを、eKクロスがブラックを基調とすることで、キャラクターの違いが示されている。
パッケージに関する点では、先代に比べてエンジンルーム長を短縮し、代わりにホイールベースを65mm延長することで室内空間を拡大。これにより後席のニールームは70mm広くなった。また、リアシートは背もたれ上部のレバーにより簡単にスライドおよび格納が可能。荷室のフロア下に深さ20cm、容量54リッターの収納スペースを確保(FF車の場合)するなど、使い勝手の向上を図っている。
□先進の運転支援システムをオプション設定
エンジンは、52ps(38kW)の0.66リッター直列3気筒DOHC 12バルブを両モデルに設定。またeKクロスには、64ps(47kW)のターボエンジンを搭載するグレード「T」が用意される。従来モデルと比較すると、最大トルクが自然吸気エンジンでは4Nm(0.4kgm)、ターボエンジンでは2Nm(0.2kgm)向上するとともに、より広い回転域でのトルクアップを実現。トランスミッションはCVTで、駆動方式にはFFと4WDが用意される。
さらに、eKクロスには2kWの電気モーターとリチウムイオン電池を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを採用し、燃費向上と加速時のモーターアシストを実現している。JC08モード燃費は、eKワゴンがFF:29.4km/リッター、4WD:24.6km/リッター、eKクロスの自然吸気エンジン仕様がFF:29.4-29.8km/リッター、4WD:25.4km/リッター、ターボエンジン仕様がFF:25.2km/リッター、4WD:22.8km/リッターとなる。
運転支援システムを中心に装備の強化も図っており、衝突被害軽減ブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報&車線逸脱防止支援機能、オートマチックハイビームからなる「e-Assist」を全車に標準装着(ただし、一部グレードではレスオプションの選択も可能)。オプションでデジタルルームミラーや、アダプティブクルーズコントロールと車線維持支援機能を組み合わせた「MI-PILOT(マイパイロット)」も用意している。
ラインナップと価格は以下の通り。
eKワゴンM(FF/CVT):129万6000円
eKワゴンM(4WD/CVT):142万5600円
eKワゴンG(FF/CVT):137万7000円
eKワゴンG(4WD/CVT):150万6600円
eKクロスM(FF/CVT):141万4800円
eKクロスM(4WD/CVT):154万4400円
eKクロスG(FF/CVT):155万5200円
eKクロスG(4WD/CVT):168万4800円
eKクロスT(FF/CVT):163万6200円
eKクロスT(4WD/CVT):176万5800円
2019.03.28 13:30
webCG
https://www.webcg.net/articles/-/40637
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Source: 車速報
三菱が新型軽乗用車「eKワゴン」「eKクロス」を発売