■全方位的にブラッシュアップ
今回の改良では、フロントまわり/リアまわりの意匠を変更。先進性と力強さを表現したというフロントグリルや、4つの楕円(だえん)で構成される前後ランプを新たに採用し、SUVらしい力強さと都会的でエレガントな美しさを融合させたとアピールされる。またボディーカラーには、新色「ジルコンサンドメタリック」が追加設定されている。
走りに関しては、長時間運転しても疲労感の少ない運動性能や、静粛性を含むパッセンジャーの快適性が追求されている。具体的には、車体とサスペンションに減衰構造を採り入れたうえで、車体とシートフレームの取り付け剛性をアップ。シートそのものは着座時に乗員の骨盤の角度が最適になるように調整された。スプリングやダンパーの特性も変更し、荒れた路面や砂利の多い道におけるロードノイズも低減。スイッチ操作ひとつで任意に走行モードが切り替えられる「Mi-DRIVE(ミードライブ)」も新たに設定するなどして、マツダらしい人馬一体感をさらに高めたとうたわれる。
ユーティリティーの面では、荷室のフロアボードを前後2分割式とし、それぞれの高さを変えることによるフレキシブルな使用法を提案。フロアと開口部の段差をなくしたうえで、フロア下のサブトランク容量を拡大し、使い勝手を向上させた。バックドアの開閉を容易にするハンズフリー機能付きパワーリフトゲートや、スマートフォンをトレーに置くだけで充電できるワイヤレスチャージャー(Qi規格対応)が設定されたのもトピックのひとつだ。
さらに、「アダプティブLEDヘッドライト(ALH)」のグレアフリー(防げん)ハイビームを12分割から20分割とし、夜間の視認性を高めたほか、高速道路での渋滞時などにアクセル/ブレーキ/ステアリングの各操作をアシストし疲労を軽減させる「クルージング&トラフィックサポート」を採用。安全性・快適性の向上も図っている。
CX-5の価格帯は、2リッターガソリン車「20S」が267万8500円から327万2500円まで、2.5リッターガソリン車「25S」が320万1000円から375万6500円まで。2.2リッターディーゼル車「XD」は299万7500円から407万5500円までとなっている。(webCG)
2021.11.08
https://www.webcg.net/articles/-/45370
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Source: 車速報
マツダが基幹モデル「CX-5」の仕様を変更 見た目も走りもリファイン!