ビール焼酎25杯飲んで駐車場のフェンス突き破った酒カス警官、「会社員です」と身分を偽る

大阪府警枚方署刑事課の４０代男性巡査部長が出勤途中に飲酒運転で物損事故を起こしたことが２８日、府警への取材で分かった。府警は処分を検討している。巡査部長は前夜に同僚らと酒を飲んでいたといい、道交法違反（酒気帯び運転）の疑いでも調べている。

府警監察室によると、巡査部長は今月２３日午前５時ごろ、大阪府高槻市大塚町のコンビニから乗用車を発進させた際、近くのペットショップの駐車場のフェンスを突き破る事故を起こした。当直勤務に向かう途中で、けが人はいなかった。

事故後、自ら１１０番したが、駆けつけた高槻署員に職業を「会社員」と説明。出勤して上司に一連の経緯を報告し、高槻署を訪れて呼気検査をしたところ、基準値を上回るアルコールが検出された。

巡査部長は２２日夜、大阪・ミナミのスナックなど２店で同僚数人と飲酒。２店合わせてビールをジョッキで１０杯程度、焼酎の水割りを１５杯程度飲んだと説明しているという。