クルマを駐車したあとに発見した「虹色のシミ」! 見逃し厳禁のその正体とは?
1: 2022/09/16(金) 08:57:27.41 ID:JlY8yEVw9
投稿日: 2022年9月13日 TEXT: 大内明彦 PHOTO: 写真AC

この記事をまとめると

■エンジンやミッションからオイルが漏れることがある

■オイルが地面に薄く広がると虹色に見える

■虹色になる理由や、オイル漏れに気付いたらすべきことを解説する

虹のように見えるのはオイルがうっすらと広がったときのみ

 エンジンやミッションから漏れ出た(垂れた)オイルが、地面で虹色に輝いている状態を見たことはないだろうか? 逆の言い方をすれば、停めておいたクルマを移動したらその後にシミができていて、それが虹色に輝いて見えた、ということである。

 地面に漏れ落ちたオイルが原因だが、虹のように見える状態は、オイルがうっすらと広がったときのみである。どういうことかというと、薄い膜の表と裏からの光の反射が相互に干渉し、光(赤、橙、黄。緑、青、藍、紫)の波長を分け、虹色に輝いているのだが、このオイル膜の厚みはごく薄い状態、400~700nm(ナノメートル)あたりの厚みでしか見えないという。

 新車を購入し、車検1、2回程度で車両を入れ替えている人にはほとんど関係ない話だが、1台のクルマを長い期間所有したり、あるいは今ブームとなっている旧車オーナーの人には、この虹色のシミは、見落とせない愛車の健康バロメーターである。オイルシール、パッキン、ガスケットといったパーツは、長期間の使用で必ず劣化する。密封が不完全な状態となり、傷んだ個所からオイルが漏れを起こすことになる。

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 ほとんどの場合、こうしたオイル漏れは、漏れ出ている個所からパーツの下端まで伝わって流れ、そこから地面に滴下するパターンだが、漏れ出る量はほんのわずかで、1滴、2滴が路面に落下することで、こうした虹色のシミを作り出すことになる。

 クルマが新しいうちは、こうしたトラブルはほとんどなく、オーナーがオイル漏れに気を配る必要もないが、車歴が長く走行距離の多いクルマでは、オイル漏れは気に掛けておきたいトラブルのひとつだ。オイル漏れを発見するには、定期的にリフトアップして車体フロアをチェックするのがいちばん確実だが、長時間の駐車後に、自分のクルマを停めておいた下の地面を見てみるのもひとつの方法だ。しかし、この方法、簡単そうで注意していないとなかなか実行できない確認方法でもある。

 運転免許を取る際、学科で「始業前点検」という言葉が出てきたことを覚えているだろうか。クルマを動かす際、運転前にクルマをひとまわりして異常がないか確かめなさい、というドライバーに課せられた義務である。車体に異常がないかを確かめるためで、タイヤのエア抜けなどの発見に効果はあるが、オイル漏れの確認には不向きである。

https://www.webcartop.jp/2022/09/958431/


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Source: 車ちゃんねる
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