ガソリン補助、1月以降も　政府与党、物価高で延長

　政府、与党が年内で期限を迎えるガソリン代への補助金を、来年1月以降も続ける方向で検討していることが11日分かった。少なくとも来年3月末までは延長し、4月以降の継続も視野に対応を詰める。物価高に苦しむ家計や中小企業の負担を軽減する狙い。同じく年末に期限を迎える電気・都市ガス代の補助も延長する方向で調整する。

　月内にまとめる経済対策に盛り込み、財源の一部は2023年度補正予算で確保する方針。具体的な期間や補助の水準といった詳細に関しては、今後協議を本格化する見通しだ。

　ガソリン価格を抑えるための補助金は、原油相場の高騰を受けて22年1月に始まった。政府は補助を今年1月から段階的に縮小してきたが、価格の再上昇を受け9月7日から補助を再び拡充。レギュラーガソリン1リットル当たりの価格を180円未満に抑え、10月5日から年末までは補助率をさらに上げ、175円を超えないように見直した。

共同通信　23/10/12 00時06分
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