いつまで「燃料電池車」にこだわるのか…トヨタ新社長に迫られる「月10台しか売れないクルマ」からの再出発

Unknown

1: 2023/02/17(金) 18:29:12.61 ID:ZOIY3PK69
トヨタの社長交代にはどんな意味があるのか。元東京大学特任教授の村沢義久さんは「トヨタはEV戦略の見直しを迫られており、今回のトップ交代はそれを踏まえたものではないか」という――。

本当に「電撃交代」だったのか?
1月26日、トヨタが社長の交代を発表した。2009年の就任以来、実に14年間にわたりトヨタの舵取りを担った豊田章男社長は、佐藤恒治執行役員に後を託し、代表権のある会長に就任する。

今回の交代劇について、「政府筋の圧力が働いた」「社長ではなく会長の交代が狙いだ」等々、さまざまな臆測も流れているようだ。

豊田章男氏の社長としての功績は明らかだ。なにしろ、リーマンショックで落ち込んだトヨタの業績を立て直し、その上世界一の自動車メーカーの地位に押し上げたのだから。経営者として抜きんでた実績と言っていい。

トヨタの今回の社長交代に関しては驚いた人が多かったようだ。スズキの鈴木俊宏社長が「非常にびっくりした」とコメントしているように、「電撃交代」と受け止められたようだ。

しかし、本当に誰にも予想できなかったのだろうか。

中でも昨年の夏以降は、噂や臆測を含めて、さまざまな報告や相談が寄せられていた。

そうした「現場の声」を聞くかぎり、少なからぬ業界関係者が、今回の社長交代をある程度予想していたようにも思われる。

FCV「MIRAI」の月間国内販売台数がわずか10台に
昨年の夏に一体何があったのか。

2022年8月、トヨタのFCV「MIRAI」の月間国内販売台数が、わずか10台に低下するという事件があった。

もちろん、当時はコロナ禍・ウクライナ戦争によるサプライチェーンの混乱が大きな影を落としていた。その影響で一時的に売り上げを落としたとしてもやむを得ない時期ではあった。

しかし、その点を勘案しても、「MIRAI」の極めて少ない販売台数は関係者にとって大きな衝撃だったようだ。その後、販売は多少回復したものの、依然低空飛行が続いている(図表1)。

世界で1万1000台しか売れなかった初代「MIRAI」
初代「MIRAI」が発売されたのは2014年12月15日。この初代モデルは6年後の2020年11月に販売終了したが、世界での累計販売台数は1万1000台だ。700万円を超える高価格と、水素インフラの整備が進まないことがネックになっている。

ただ初代「MIRAI」の不振でも諦めず、トヨタは2020年12月に2代目「MIRAI」を発売する。

2代目では水素タンクを2本から3本に増加。航続距離は初代の約30%増となる850kmと発表された。しかし、EPA基準では647kmにとどまっている。

トヨタは2代目の普及にかなり期待をかけ、年間生産能力を初代の10倍の3万台規模に強化したという。しかし、税込みで710万円から805万円という高価格は、同程度のスペックのEVと比較しても200万~300万円も高い。

2023/02/17 8:00
プレジデントオンライン

https://president.jp/articles/-/66497?page=1


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Source: 車ちゃんねる
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