
中古車の価格はピンキリで、プレミアがついて新車価格を上まわる金額で取引されているものがある一方で、10万円台~ヒトケタ万円という激安価格で売られているものまで千差万別だ。
ここまで安い価格で売られている中古車を見ると、「予算はあまりないけどクルマも欲しかったし買っちゃおうかな?」と思う人もいるだろう。しかし、当然中古車の状態はさまざまで、買ったあとに多額の出費が必要となってしまうケースも残念ながらないとは言えない。
そこで今回は買っていいケースと避けたほうがいいケースをご紹介しよう。
■新車時価格が高いクルマは避けたい
新車時は500万オーバーの超高級車だったのに、今は10万円台のプライスタグが付けられている中古車は意外と多く存在するもの。憧れの高級車が格安で自分のものになるというのはいいことづくめのようだが、待ってほしい。
古くなったとはいえ、元々が高級車だった車両は修理が必要になったときの部品代も高級車並みで、ちょっとしたトラブルでも見積額が車両価格を上まわるということもザラにある。
また、排気量で変わってくる自動車税や、燃料代、タイヤなどの消耗品代もかさむことが多いので、限られた予算のなかで選ぶなら元高級車は避けたほうが無難だろう。
■不人気車なら買い
中古車の価格は当然ながら市場の人気にも左右される。そのため、似たような状態の中古車であれば、当然人気のある車種の方が価格は高くなるわけだ。裏を返せば、同じ価格で並んでいる中古車であれば、不人気車のほうが状態がいいということになる。
車種にそこまでこだわりがないのであれば、そういったちょっと不人気なモデルを狙うというのがオススメである。
■クルマだけでなく購入する中古車店にも注目!
◆記録簿の内容を見てマメなメンテナンスがされていれば買い
格安中古車のほとんどが10万キロオーバーのような過走行車となる。未だに10万キロを超えると相場がガクっと下がるわけだが、最近の車両であれば10万キロを超えたからいきなり故障が続発するというわけではない。
10万キロを超えて故障が続発する原因は、そこに至るまでのメンテナンス不足が理由であり、定期的なメンテナンスをしっかり受けていれば10万キロオーバーでも快調に走ることができるのだ。そのため、記録簿をチェックして、現在に至るまでの整備履歴が確認できるものであれば、当たりといえるだろう。
◆中古車店が自社の整備工場を持っていれば買い
格安中古車は残念ながら、故障やトラブルのリスクは高くなる。となると修理工場に入庫させることになるわけだが、購入したところが工場を持っていないと当然外部の工場に修理に出すことになる。これを外注というのだが、この場合は中間マージンが発生することが多く、通常よりもコストがかかってしまうのだ。
一方、中古車店が自社工場を持っていれば当然中間マージンは発生しないので、より少ないコストで整備をすることができるというワケ。もちろん、すでに懇意にしている修理工場があるのであればこの限りではない。
2020年3月4日 6時20分 WEB CARTOP
https://news.livedoor.com/article/detail/17909583/
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Source: 車ちゃんねる
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