S&Pグローバル・レーティングは7日、日産自動車の格付けを投機的水準である「BB+」に1段階引き下げた。アウトルックは「安定的」に変更した。
S&Pの中井勝之氏と柴田宏樹氏は発表資料で、「過去3年以上にわたり低迷している日産の自動車部門の収益性や販売台数が、S&Pが従来想定した水準まで早期に改善し、安定推移する見通しが遠のいた」と判断したと格下げの理由を説明した。従来の格付けは「BBB-」、見通しは「ネガティブ」だった。
格付けは一般に「BBB」格以上が投資適格、「BB」格以下になると投機的水準とされる。海外ではBB格以下の低格付け債市場が発達しているが、国内では運用規定上、投資適格の社債にしか投資できない投資家もいる。日産の発行体格付けは、ムーディーズ・ジャパンでも投資適格で最も低い「Baa3」となっている。格付投資情報センター(R&I)は「A」。
S&Pは長引く部品不足やコスト高に加え、景気減速や金利上昇など世界の自動車業界の厳しい事業環境を踏まえると、他社と比べて回復が遅れている日産の収益性は「今後1-2年もS&Pの従来想定を下回る水準にとどまる可能性が高い」と予想した。
日産のEBITDAマージン(償却前営業利益率)が2023年3月期は4%程度にとどまり、今後1-2年も4%台後半から5%台前半の範囲で推移すると予想。これは独フォルクスワーゲンの11-12%や、韓国・現代自動車の9-10%、米フォード・モーターの8%程度に大きく見劣りするとした。
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Source: 車ちゃんねる
【爆笑】日産自動車、S&Pが格付けを「投機的水準」に格下げwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww