【朗報】国内新車販売、4年ぶりに増加

２０２２年度の国内新車販売台数は前年度比４・０％増の４３８万５６４９台で、４年ぶりのプラスとなった。半導体不足や部品の調達難が緩和し、各社の生産が回復し始めたためだ。日本自動車販売協会連合会（自販連）と全国軽自動車協会連合会（全軽自協）が３日に発表した。

普通・小型車は１・２％増の２６９万２９６０台、軽自動車は８・９％増の１６９万２６８９台だった。２２年度前半は中国のロックダウン（都市封鎖）の影響で部品不足が深刻化したが、「ゼロコロナ政策」の終了や半導体不足の改善で、年度後半は各社の生産が持ち直した。

ただ、コロナ禍前の水準には届かなかった。普通・小型車の販売台数は１９６８年の統計開始以来、過去３番目の低水準だった。軽自動車も、コロナ禍前の２０１８年度（１９２万２９９９台）の水準を１割以上、下回った。