【朗報】「トラックGメン」発足へ　運転手の適正な働き方へ荷主など監視

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物流業界で来年4月からドライバーの時間外労働の規制が強化されるのを前に、国土交通省はトラック運転手の適正な働き方を確保するため荷主や元請け業者などを監視する「トラックGメン」を発足させることになりました。

国土交通省が今月発足させる「トラックGメン」は、本省や各地の運輸局の職員などおよそ160人で構成されます。

トラック事業者に対して定期的にヒアリングを行い、荷主側の事情で待ち時間が長時間になっていないかや、人件費や燃料費を反映した妥当な運賃になっているかなどを調べます。

こうした活動を通じて、適正な取り引きを妨げる荷主や元請け業者などがないか監視を強化し、法律に基づく働きかけや要請などの措置を徹底していくとしています。

物流業界では、来年4月からドライバーの時間外労働の規制が強化され、人手不足の深刻化や輸送量の減少が懸念されていて、国土交通省としてはドライバーの待遇を改善し人手不足の緩和にもつなげたい考えです。

斉藤国土交通大臣は、18日の閣議のあとの会見で「トラックドライバーは、労働時間が長く低賃金のため担い手不足が課題だ。依然として長時間の荷待ちや運賃の不当な据え置きが十分に解消されていない。今までは訴えや情報が届いたものに対応する状況だったが、プッシュ型でわれわれも対応していきたい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230718/k10014134431000.html