日産のラインナップでは、主力の中型SUV「エクストレイル」がフルモデルチェンジを受けて、2022年春頃に発売される見込み。
これに搭載される新開発ハイブリッドシステムの1.5L VC-TURBOは、可変圧縮比機構を導入した最新の発電エンジンとシリーズ式ハイブリッドを組み合わせたもので、車両価格の高騰が避けられない状況だ
そんななか行われるキックスの4WDモデル追加は、SUV車種全体でのラインアップ充実を行うことで、契約に結びつけていきたい日産の意図が垣間見れる。
■キックス「X FOUR」追加、SUVなのに4WDが無いという弱点が解消される
現行キックスは2016年にグローバル発売されたモデル。
日本発売は2020年と遅くなったが、e-POWER専用車とすることで国内向けには先進的なイメージで販売されてきた。
しかし、SUVでありながらも2WDモデルしか用意されていないことは商品力の弱点であった。
4WDモデルのキックス「X FOUR」の追加により、これがようやく解消されることになる。
日産の1.2L e-POWERは、2020年12月発売のE13型ノートへの搭載から第二世代に切り替わっているが、キックスのe-POWERは旧型である第一世代のシステムが採用されている。
その第一世代 e-POWERも2018年の段階で4WD化が完了しており、これはE12型ノートの4WDモデルで搭載実績があった。
現段階でキックスを4WD化させる技術的障壁は高くないと考えられる。
■キックス「X FOUR」は4WD化で値上がり、300万円前後のスタート価格予想
(続きあり)
https://car-research.jp/kicks/nissan-3.html
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Source: 車速報
【日産】2022年SUV攻勢強める、キックスに4WD追加、新型エクストレイル国内発売