
キャラバンは、小型貨物車4ナンバーバンでクラストップとなる、3050mmの荷室長を有したワンボックスモデル。今回のマイナーチェンジを機に、ガソリン車の車名を「NV350キャラバン」から「キャラバン」に変更することも発表されている。
エクステリアについては、フロントグリルとフロントバンパーのデザインを刷新し、「ピュアホワイトパール」と「ミッドナイトブラック」「ステルスグレー」の3色をボディーカラーに追加。全8色のラインアップとしている。特別塗装色には新開発の特殊高弾性樹脂を配合。すりキズなどによる日常使用で生じる塗装表面の劣化を防ぐ、スクラッチシールドが採用された。
インテリアは黒を基調に落ち着いた雰囲気とし、視認性や操作性を向上させた新型ファインビジョンメーター(5インチTFTディスプレイ付き)や、新たにD型デザインとなったステアリングホイールを採用。シートトリムの生地も変更されている。
中立姿勢を維持し長時間のドライブでの疲労を軽減する「スパイナルサポート機能付きシート」や、表皮にウイルスや菌の増加を抑制する抗菌加工を施したシートバックとクッションを全グレードに採用。ステアリングのグリップ部分にも抗菌加工の素材が用いられている。また、寒冷地仕様の4WD車には、運転席と助手席のシートバックとクッションにヒーター機能がオプション設定された。
日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンが手がけるライフケアビークル(LV)の「チェアキャブ」では、車いす固定装置を一新し、操作性の向上が図られている。
安全性能の強化も最新モデルの特徴で、ミリ波レーダーとカメラのフュージョン方式による「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」が全車に標準で装備された。「EX」グレード以上のモデルには「インテリジェントルームミラー」が備わり、「インテリジェントアラウンドビューモニター」の機能性も向上しているという。
ラインナップも見直され、専用の内外装を採用する最上級グレード「グランドプレミアムGX」がバンに、従来型の「DX EXパッケージ」の装備を強化した「EX」グレードがバンとワゴンに、いずれも新設定された。「VX」グレードとマイクロバス「DX」グレードは、今回のマイナーチェンジを機に廃止となった。2.5リッターガソリンエンジン搭載のワゴンとバンの一部(標準幅&ハイルーフ)には、4WD車が追加された。
トランスミッションは全車で7段に多段化され、マニュアルシフトモードが設定されている。従来型で用意されていた5段MT車は廃止となった。
さらに、15インチアルミホイールやルーフスポイラー(オプション)、専用の防水シートなどが採用された特別仕様車の「キャラバン プロスタイル」も設定された。
価格はキャラバンが241万2300円~409万7500円、特別仕様車のキャラバン プロスタイルが311万7400円~328万5700円、オーテックジャパンが手がける車中泊仕様車やLV、ワークユースビークルは273万3500円~470万3000円。(webCG)
2021.10.20
https://www.webcg.net/articles/-/45288
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キャラバン プロスタイル
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Source: 車速報
【日産】「キャラバン」のガソリンエンジン搭載車をマイナーチェンジ