【悲報】自衛官女さん、戦車を通勤に使用し停職処分へ…「早朝移動で楽だと思い」

　去年１０月、自衛隊の車両で自宅に帰宅したなどとして、自衛隊石川地方協力本部の隊員ら２人が停職処分となりました。

　７月２４日付けで４日間の停職処分を受けたのは、金沢市の自衛隊石川地方協力本部に所属する４０代の女性隊員とその上司にあたる男性一等陸尉です。

　自衛隊によりますと、女性隊員は去年１０月１８日から２６日までの９日間にわたり、自衛隊車両として使われている乗用車で帰宅するなど不正に使用したということです。

　上司の一等陸尉は女性隊員が車を不正に使用することを認識した上で使用許可を出したほか、１０月２５日に自らも自衛隊の車両を不正に運行したということです。

　女性隊員が自衛隊車両を使って通勤していることに同僚が気づき問題が発覚しました。

　自衛隊石川協力本部の調べに対し女性隊員は、「早朝、自宅から自衛隊車両で移動したほうが楽だと思ったから」と説明しているということです。

　また上司の一等陸尉は「女性隊員が早朝から移動しなければいけないことをかわいそうに思ってしまい黙認してしまった」と話しているということです。

　自衛隊石川地方協力本部本部長の山下龍太郎一等空佐は、「国民の信頼を裏切る行為があり大変申し訳なく思っております。今後このようなことが再び起こることがないよう規律の維持を再度徹底し再発防止に万全を期す所存です」とコメントしています。

　自衛隊石川地方協力本部では、基本的に自衛隊の車両を使って通勤することは認めていないということです。なお、一等陸尉の年齢については、特定される恐れがあるとして自衛隊側は公表しませんでした。