愛知・東海市にある「ホンダカーズ東海」名和店でも、新車不足でさまざまな影響が出ています。同店の中島亮一店長は「どうしても展示車が準備できない状態。現状1台の展示という形になっている」と話します。通常屋内に2、3台の展示車を置いていますが、現在は1台のみ。外にある展示スペースには中古車が展示してある状況です。
「外から見ても営業しているのかなと見られがち。影響は出ています」(中島店長)
納車も通常の2~3ヵ月遅れが出ています。ホンダの中でフィットに次ぐ人気の車種ヴェゼルは、海外の工場がロックダウンの影響を受け部品が生産できなくなったため、タイプによっては1年待たないと納車できない状況だといいます。
「納車までの期間、お客様の気持ちが変わらないかどうか。そこを維持していくのが非常に気をつかうところでもあります」(中島店長)
10万円を超えることもある車検の前に新車を手に入れたい人が多い中、納車の遅れでそれができない人が続出。「ホンダカーズ東海」名和店では、そうした客の不安を解消するために、客が負担した車検代を下取り価格に上乗せするサービスを始めました。
「いままでのやり方は通用しなくなってくる。お客様を守りながら販売していく。新たな販売戦略を構築していきたい」(中島店長)
ただSNSには車検が切れることへ不安の声が上がっています。
福島県在住で車検が切れてしまった男性は「(注文は)8月20日前後くらい。車検が11月26日で切れることになっていて、車検が切れる話はディーラーの人にもして『3ヵ月あれば11月上旬くらいには納車できそうなんでギリギリ間に合うと思いますよ』みたいな感じで(買った)」と語ります。
しかし、11月に入っても納車されず、車検が切れた車は廃車に。現在は代車でやりくりしていますが、いまだ納車日はまだ決まっていません。
納車の遅れで中古車を選ぶ人も出ています。最大手の中古車オークション運営会社「USS」によれば、11月の平均落札価格が93万8000円とこの10年で最高値となりました。
新車への買い替えが進まず、オークションに流れる中古車の数は減り、価格の高騰が止まらないといいます。東京都中古自動車販売商工組合の萩田典雄理事長は「まだ2~3ヵ月は全然先が見えない状況にある」と話します。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe271935636e0dad1888b33b1dd9e4ca700a3d3a
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Source: 車ちゃんねる
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