【悲報】ディーゼル車に不可欠な尿素水不足 運送業にも影響 

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1: 2021/12/30(木) 20:06:25.21 ID:USdRlW9N9
尿素水不足 県内運送業にも影響
ディーゼル車に不可欠 価格高騰、長期化懸念

 トラックなどディーゼル車の排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を除去するのに用いる尿素水が、全国的に品薄状態になっている。深刻な電力不足に陥っている中国が、原料の尿素の輸出を停止していることが背景にあるとみられる。需給の安定に向け、経済産業省は国内の尿素の生産事業者に増産を要請した。ただ、供給不足からくる価格高騰も続いており、新潟県内の運送業者らは影響の長期化を懸念している。(報道部・阿部秀哉)

 「希望量の半分ほどしか貯蔵用タンクに補充してもらえない」。新潟運輸(新潟市中央区)の担当者は尿素水の不足に気をもむ。11月の後半から高品位尿素水「AdBlue(アドブルー)」の調達が減少。購入価格は今月に入って約3割も跳ね上がったという。

 同社が所有する大型の15トントラックには35リットルの尿素水タンクが備わる。積載貨物によって異なるが、およそ100キロ弱の走行で1リットル消費する。

 トラックやバス、建設機械などのディーゼル車は、尿素水でNOxを浄化する装置を搭載している。排ガス中のNOxと尿素を反応させ、無害の窒素と水に分解する仕組みだ。空になると次回運転時にエンジンがかからなくなる仕様のため、尿素水はディーゼル車の走行には不可欠だ。

 尿素水の製造を手掛ける石油製品販売の高助(同)は、主に運送業者向けに販売をしている。すべて中国産の尿素を使って製造していたが、10月末に「尿素の入荷ができなくなる」と仕入れ元から伝えられた。

 同社生活事業部の阿部渉次長は「他国産尿素の調達を決めたが、仕入れ値は従来の中国産と比べ約3倍もする。まずは確保することを優先した」と明かす。仕入れ価格の上昇で、やむなく年明けにも販売価格を引き上げる予定だ。

 経産省によると、国内の尿素の流通は従来、中国からの輸入が全体の2割弱を占めていた。中でもアドブルーに使用する尿素は中国産が約3割と高い。10月15日に中国からの輸入がストップし、本格再開のめどは立っていないという。

 尿素水を扱う都内の化学品商社は「中国の電力不足による工場停止が影響している」と指摘する。中国では石炭発電が主力だが、石炭の使用抑制で停電などが深刻化している。尿素の生産縮小に伴って供給を自国内に限定したとみている。

 同社は、国内の化学メーカーが尿素の増産に動いていることで「需給は緩和しつつある」とする。だが、中国から輸入していた分はカバーしきれていない。経産省は「国内での増産が進んでおり、1月中に平時の需要量全体を上回る見通しだ。一日も早い需給の安定化を目指す」としている。

新潟日報c2021/12/30 15:00
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20211230661588.html


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Source: 車ちゃんねる
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