
先代型WRX STI(VA型)は、搭載されるEJ20型エンジンの生産終了とともに、2019年12月にオーダー受付を終了させていた。
一方でスバルでは、2016年発売のインプレッサを皮切りに、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)を採用するラインアップの一新を進めてきた。
昨年2021年11月には、WRX(日本名:WRX S4)が、SGP採用のフルモデルチェンジを果たしており、残すは高性能スポーツモデルのWRX STIのみという段階であった。
その新型WRX STIの発表時期としては、2022年春頃が期待されていたが、ここに来て状況は一変している。
■日本向け新型WRX STIは、発売の可能性が残されるが
まず、現段階で確定しているのは、内燃機関を搭載する新型WRXをベースとした、新型WRX STIの米国仕様は発売されないということ。
日本など他市場向けは発売される可能性が残されているが、主力の米国仕様無しにWRX STIを発売させるのは容易ではないだろう。
また、米国向けWRX STIの生産を断念するに至った理由として、温室効果ガス(GHG)規制、CAFE規制、ゼロエミッション車(ZEV)の要求が挙げられている。
さらに、自動車市場が電動化に向かうなかで市場のニーズが変化しているとも述べられており、内燃機関搭載のWRX STIでは、高性能スポーツカーのジャンルでは戦えないという判断も含まれていそうだ。
つまりWRX STIを後継するモデルが将来リリースされるとするなら、それはBEVである可能性が高い。
ただし、その具体的な内容については、言及されておらず、実現したとしてもかなり先となりそう。
■WRX STI EJ20 Final Edition 画像
(続きあり)
https://car-research.jp/wrx/subaru-7.html
続きを読む
Source: 車速報
【スバル】新型WRX STIの発売は無し?米国スバルが生産断念を発表、日本仕様はどうなる