「ナンで?」欧米市場では人気が高い韓国車が日本での販売が苦戦する理由とは

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1: 2022/10/03(月) 07:49:34.02 ID:CAP_USER
世界におけるヒュンダイ(現ヒョンデ)の販売台数は右肩上がりに伸びています。2022年は中国やロシアでは大きな減少があったものの、上半期は全世界で329万9,000台を売り上げ、第1位トヨタグループの513万8,000台、第2位フォルクスワーゲングループ400万6,000台に次ぐ、堂々の世界第3位につけています。

なかでも売上を牽引しているのはヒョンデの高級ブランドであるジェネシスで、米国市場では2万5,668台を売り上げ過去最多記録を更新。そして、日本にも導入されている電気自動車のアイオニック5は、2022年のWCOTY(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)の座に輝いている車です。

日本市場再参入後の販売台数は?
一方、ヒョンデは2022年2月に日本市場再参入を発表したものの、その後の売上は芳しくありません。日本自動車輸入協会の調べでは、2022年7月における日本での登録台数は60台。8月は76台で、2月に発表された再参入後から8月末までの登録台数は216台です。

再参入当初の月あたり登録台数1桁台よりは大幅に改善されているものの、この数字は順風満帆といえません。テクノロジー関連の話題を扱う中国のメディアサイト快科技は2022年9月15日、日本に進出したヒョンデを指して「韓国車は日本で本当に悲惨すぎる」という内容の記事を掲載するほどです。

ヒョンデの売上が悲惨すぎる理由は
水素燃料電池車 ヒョンデ ネッソ
ヒョンデの車は価格が安く、デザイン性にも優れており、信頼性も以前に比べれば格段に向上しています。車を購入する決め手となるブランドバリューとプライスバリューは十分にあるようにも思えます。

しかし、日本の輸入車市場で対抗するのはBMWやメルセデス・ベンツなどの欧州車です。世界で売れているとはいえ、絶対的なブランド力といった観点ではまだ足りない部分も。価格の安さを武器とするにも、長い目で見れば壊れづらくメンテナンスしやすいうえ、リセールバリューも高い日本車には到底敵いません。

ヒョンデもそれを理解してか、日本市場に対しては電気自動車のアイオニック5と、水素燃料電池車のネッソのみの導入に限定しています。その戦略は正しいものの、現状では日本で販売台数を伸ばすのは難しいでしょう。

まだ準備期間! 今後ヒョンデは日本でどうなる?
電気自動車 ヒョンデ アイオニック5
ヒョンデが日本で販売するアイオニック5とネッソは、国内ではまだ珍しいSUVのBEVとFCVであり、車自体の構成要素は非常に優れたものといえます。ただし、世界で売れているからといって、日本で売れるとは限りません。

日本の自動車需要は世界のなかでも特殊で、比較的コンパクトな車が求められます。また電気自動車と水素燃料電池車の需要も、日本は先進国の中ではまだまだ低いと言えるでしょう。さらに、日本ではヒョンデの販売拠点がまだ少ないうえに、ヒョンデ自体の認知度も低いと言わざるをえません。

また、ヒョンデは日本市場から撤退した過去があります。これらを加味すれば、再参入後わずか半年で十分な売上を期待する方が酷といえるでしょう。

タクシーへの導入で手堅いイメージアップ戦略
京都のMKタクシーは50台の電気自動車アイオニック5を導入して、2022年夏から走らせています。ヒョンデ アイオニック5の変わったデザインは日本ではよく目立つため、認知はされやすいでしょう。

今後、日本でもう少し電気自動車と水素燃料電池車の普及が進み、ヒョンデの知名度が上がれば、自然と販売台数に反映されてくるのではないでしょうか。

https://car-moby.jp/article/news/the-reason-why-korean-cars-sell-so-little-in-japan/


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Source: 車ちゃんねる
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