
米グーグル系の自動運転開発会社のウェイモは、昨年(2018年)12月から「ウェイモ・ワン(Waymo One)」と呼ぶ一般客を対象にした自動運転の配車サービス事業をアリゾナ州で行っている。
利用客がモバイルアプリを使って自動運転車を呼び、目的地までの移動に利用するというもので、営業体制は24時間、年中無休。サービス対象地域は、アリゾナ州フェニックスと周辺のチャンドラー、メサ、テンピ、ギルバート。
まだ米国の一部の地域に限られたサービスだが、利用者から運賃を取る旅客自動車運送事業だ。ただ、自動運転といっても不測の事態に備えるため、運転席にはセイフティードライバーが座っている。
■いよいよ“ロボ・タクシー”の時代か
しかし、ロイターなどの報道によると、ウェイモはこのほど、セイフティードライバーが乗車しないサービスをフェニックスで始めた。ウェイモのジョン・クラシク最高経営責任者(CEO)が10月27日に記者団に語ったという。
「ロボ・タクシー」とも呼ばれる無人の配車サービスを利用しているのは、ウェイモと秘密保持契約を結んだ数百人。このためサービスに関する情報はソーシャルメディアなどでは共有されていないという。
この無人サービスは現在、試験サービスという位置付け。クラシクCEOは、本格展開の時期や規模については明らかにしていない。
しかし、同社が自動運転のシステムを貨物運送の分野にも展開する意向であることを明かしたという。ウェイモには「Husky(ハスキー)」と呼ぶプロジェクトがあり、その一環として自動運転技術をトラック輸送に応用する計画がある。現在はアリゾナ州のほか、ミシガン州、ジョージア州でシステムの試験を行っているという。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58102
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58102?page=2
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Source: 車速報
【自動運転】グーグル系のウェイモが無人タクシーの試験サービス